TX 続き

前回からいろいろ考えて、いろんな人と意見交換もしてみて気付いたこと補完。

つくばが外から見て魅力の無い街であることの最大の原因は、どうやら重要スポットの集中が足りてないせいのようだ。

東京の、名のある場所の場合、例えば渋谷・新宿・秋葉原は、それぞれ方向性こそ違えど、その方向性に突き出たスポット(服屋・飲み屋・ヲタショップ)がその周辺に集中的に点在している。

このような集中が何を生み出すかと言うと、その近辺をブラブラする楽しみだと言うことができると思う。自分の興味あるスポットが集中して軒を連ねていることから、「別に何か目当てがあるわけじゃないけど、あそこらへんをブラブラすれば何か面白いものがあるかも」という期待を持たせてくれるからだ。

これは渋谷や原宿に頻繁に行く知人の話や、自分が秋葉原や池袋によく行ったりする経験からわかったことで、それに比べてつくばでは、何の目当ても無しにどこかへ繰り出すことなど皆無と言っていい。市全体で見れば必要な娯楽施設は充分供給されてると言えるかもしれないが、それらは市全体にまばらに点在しているような状態で、車を利用しなければそれら点と点を結ぶことはできず、とても気軽にブラブラできるような環境が整っているとは言いがたい。

この違いが街の賑わいに直結することは論を待たないだろう。

このつくばの発散は、学術・研究施設を大通り沿いに連続的に配置しまくり+その職員用の住宅地も連続的に配置しまくり+その隙間にその他施設、という、そもそもその成り立ちにおける頭の悪い都市計画に由来しており、だからこそTX開業は駅周辺の土地利用を刷新し娯楽施設の集中を実現させる好機だったわけだが、Q'tとかいう田舎デパートのコバンザメを作った程度で満足してるようではもうダメぽ。

研究学園駅周辺の開発がどうなるかが最後の望みですが、下手を打つとひたち野うしく駅周辺の二の舞になりそうで、それもまた高確率でありうる気がするこの絶望感。結局つくばは学者がひきこもる街として定着していくんですかね。激しくツマラン。