変換効果

今日発売のGAの3巻を買ってきました。アニメ初期の頃の話などが思いのほか多く、つまるところアニメはほぼ原作準拠なのだと再確認。だとすると改めて同じ話を読んでも面白くないかも?と思って読み進めてみたところ、意外や意外、普通に楽しめました。大きかったのは、動きのあるアニメとは違い、漫画の限られたコマ・静止画の中でどのように状況を表すかという点に非常に個性が現れていること、また、各話タイトルまで含めて1つの意味を形成していることがあって、さながら抽象画を見てからそのタイトルを読んで納得するような、そういう楽しみがあったこと。
アニメ化が原作に忠実に行なわれたとき一方が他方の価値を減じるか?という問いは長らくオタクの間でも議論となってきましたが、こういう実例を目の当たりにし、忠実なアニメ化でも両者ともに両立するんだなーと実感しました。