ぢゃっぢゃ〜ん・・・


うちの地域は放送が遅いんで、今更ながらにキディ・ガーランドの第2話を見たんですが、確かにこれはひどい


個人的には、前作キディ・グレイドは後半のシリアス展開よりも前半の痛快活劇のほうが圧倒的に面白かったと思ってる。つか、シリーズ構成的に後半に入ってシリアス展開に振ることそれ自体はよかったんだけど、周辺媒体にまで触れないと裏の政治的な動きとかが解りにくく、演出面でも悲壮さを押し出すばかりでカタルシスを感じる場面が殆ど無かった等々、後半の出来があまりよくなかったのが残念すぎた感じ。
うた∽かたも同じような感じ(あの第10話の流れを受けておきながらの最終2話の内容が酷い)だったので、それがgimikの(というよりきむらひでふみの)癖なのかもしれないけど。


そういう意味で今作もコメディ路線から導入していくこと自体は問題ない・・・んだけど、今回はしょっぱなから出来が悪すぎる。第1話からしてビミョ〜だったけど、この第2話でそれが決定的になった。
前作は、まず宇宙を舞台にしていることによる奥行き感があったし、痛快活劇パートに限ればさらにその広大な宇宙をまたにかける爽快感があった。だから脳ミソからっぽで見てもスペクタクルっぽさが感じられて、本質的に気持ちのいいフィルムだったんだと思うんだけど、今回はその持ち味を殺してしまってるような気がするんだよね。
宇宙を舞台にすることの良さをわざわざ捨ててまで舞台を官舎の中に限定しているのはおそらくハルヒとかひだまりとからきすたとかけいおんとかの人気を真に受けて学園モノ的なゆる〜い日常ドラマの文脈に寄せようとしてるためじゃないかと思うし、第1話で「はいてない」ことにしつこく固執する内容なのも、第2話のニコニコ動画2ちゃんねるパロディのオンパレードも、どれもこれも、二番煎じ三番煎じでも何でもいいからとにかく視聴者にウケるものを詰め込めばいいだろという底の浅いあざとさ、それも全然ひねりも工夫もない付け焼刃な見せ方で、正直見てて白ける。そんな流行に乗ろうとしなくったってそれらとは違う元々の作品の持ち味があるだろうし、流行を取り込むにしても上っ面だけじゃなくきちんと作品の一部として昇華できるまで練り込めよ、と。キディの続編として作った意味無いんじゃね?と思う。


噂どおりなら、問題の角川のプロデューサーが酷いんだろうけどね。
まあでもおそらくは候補生から正式なESメンバーに昇格する展開が控えているんだろうから、そこから先に好転していくことを期待しますか。