情けないのは享受者でしょ

某エロゲの作中で規制推進派を揶揄したとか何とか。
またぞろ規制反対派の中からも「これじゃ逆効果だ」 *1 *2 とか言って批判する人がいるけど、創作者が創作者としてできる意思表明ってこういうことくらいしか無いでしょ。まあその表現の質は問われるだろうけどさ。むしろ、作品を享受してる側が有効な政治的アクションを取れてないことが創作者にここまでさせてしまっているということをどう思ってるのかね、この件を批判してる人は。この件に対し吹き上がるぐらいなら、その熱意を規制反対のためのアクションへと注ぎ込むべきなんじゃないの?創作者がわざわざこんなことにまで駆り立てられてるってことの意味をもっと重く受け取るべき。

*1:「揶揄してる内容が規制推進派の主張とは違ってる」って批判してる人もいるけど、「子ども/女性という概念全体に対する人権侵害」みたいなバカな説をおったてるような極端な規制推進派も実際にいたんだよ。今でこそ鳴りを潜めてるけどね。

*2:もっと有効に政治的な影響力を及ぼしたいなら、ユーザを政治的活動へと駆り立てるような表現にするという方法もあっただろうけど、そんな煽動するようなことこそ創作者の矜持としてできなかったんじゃないかとも思う。