人の好き好き


岡田有花のツイートが一部で猛烈な反感を呼んでいるらしい。昔から女性歌手の歌の詞を男性が書くときには意図的にか無意識的にか男性の欲望が込められる傾向があって(昭和歌謡とかね)、その欲望に共感できない人から見れば違和感を感じたり気持ち悪く映ったりすることも少なからずある。その意味で当該ツイートは個人の好悪の表明としては別段責められるようなことも無いと思うけど、これで叩かれるのは・・・ほんとtwitterは地獄だぜえ。
ただ、そういう男性の欲望を落とし込まれた詞をミクが歌うことを少なからぬ人々が支持しているという実状を認識していながら、それを苦手と明言する以上、互いに相容れない価値観に立っていることは明らかなので、そこで彼女はむしろ理解者だという擁護をするのは無効でしょう。苦手なら苦手でよくて、そこを変に取り繕う必要がそもそも無いんだから。


自分もメルトはあまり好きじゃないけど、だからってそれ以上でもそれ以下でもない。ミクの歌なんてそれこそいろんな人たちが山ほど作ってるんだから好きなのも嫌いなのもあっておかしくないし、「そういうのも含めてボカロだよね」とか、そういう感じ。今回の件では炎上を煽ってる側も火消しに躍起な側も、どちらも極端な主張が散見されるのが不思議です。