社会正義は無いのかね

痴漢冤罪で自殺した人について捜査の問題を追及する裁判の進捗の話。これ以前に事件のあらまし知ったときも酷いと思ったけど、実際に国家賠償請求の裁判を起こされてなおのこの対応を見るに、日本の警察・検察・裁判所は本当に酷いと改めて痛感。
取り調べ可視化の議論なんかもここのところあまり報じられてないですが、警察庁は事件解決の要因に占める自白の割合が高いので可視化は慎重にしたいとか言い出してる始末だしな。それ自分達が独力で充分な物証を集めるだけの能力を欠いた無能な捜査機関ですって言っちゃってるようなもんじゃん。なぜそこで捜査体制を見直すという方向に進まずに、今の自白偏重捜査を続けたいから可視化やめようって方向に進むのか、改善しようという気が全く無いとしか思えないわ。こういう態度ならよりいっそう全面可視化を進めるっきゃないんじゃないかと。