ドレス着れば誰でもミス


一橋大学の学園祭で開催されるミスコンに、性同一性障害の人を参加させないとかで揉めてるらしい。単に女性装の美醜を競うということがコンテストの目的なら、参加者が先天的・肉体的に女性であることを要件とするのはおかしい、というか、もっと極端に言えば、参加者のセクシャリティジェンダーは問わずに募集・選考すべきなんじゃないの?シス男性であっても女性装の美しさが抜きん出ていれば参加するのも賞賛されるのもコンテストの主旨には適うはず。
そうではないんだ、このコンテストはどうしても先天的・肉体的な女性だけに参加者を絞りたいんだ、というのであれば、まあ参加条件は主催側の自由だからお好きにしてもらっていいけど、その理由については訊かれるよね。どうして先天的・肉体的な女性だけに参加者を絞りたいの?って。そこでの応答がしょーもなければ「あの連中はしょーもない奴らだ」と批判を受ける。特に本件は国立大学の学園祭の運営委員会という公的性質の高いところでの話なので、確たる理由も無しに参加者を先天的・肉体的な女性だけに絞る、というのでは反発も強かろうもの。
個人的な所感で言えば、大学生が自主性を発揮して行なうイベントにおいて、そんな保守的な価値観・守旧的な態度で企画を進めてるのはつまらんなあ、と思う。まあ外野だから好き勝手言えてる側面もあるのであんまり責めちゃ可哀想かもしれませんが。