これ以上の悪法にしないために


事前に予想されてたとおり、児ポ法の規制強化の法案が国会に提出されましたよっと。
今回は衆院の与党議席数が圧倒的なため、通ってしまうのではないかと不安視する人も多いですが、漫画教会雑誌協会・出版協会が即日声明を発表するなど、業界も規制反対に重い腰を挙げているようなので、有権者の声しだいではまだ何とかなる公算はあるように思います。
問題だと思う人は、ぜひとも、地元選出の議員に電話なりメールなりで意見を送ってください。あくまでも冷静に、「単純所持の刑罰化はPC遠隔操作事件のような冤罪の温床である」ことや、「創作物を規制対象とすることは本法の趣旨に外れるため、研究を求めることさえ不当」で「そもそも今までの研究において創作物と犯罪の関係性は認められていない」にも関わらず「創作物を規制するとしたら、実在の被害児童の救済に割くべきリソースが、被害児童のいない創作物の摘発に割かれるため、児童救済の観点からも有害である」ことなどを説明しましょう。規制を推進するコアな議員達を止めることはできずとも、それ以外の「なんとなく」で賛成しちゃいそうな議員達にきちんと事情を把握してもらうだけでも、状況はだいぶ変わってくるものと思います。