めざせ!1番!!

ラクジョブの社長のこと

なんつーか、原体験がラムネ&40だというあたり、親近感を感じずにはいられない。自分も放映当時はビデオデッキが無かったから生で見るしかなかったけどすごい熱狂してたし、LDBOX高過ぎて歯噛みしたし、それでもCDは全部集めて、EXとDXのLDは揃えて、雑音だらけのラジオ大阪を受信して熱血電波倶楽部を聞こうとしたりしてたからなー(遠い目
しかし原体験が同じだとしても、自分と比べてこの社長が凄いなあと思うのは、まず目的を明確にし、それに向かって全力を注ぎ、叶わぬとなれば潔く目的を再設定できる、という一貫したタフさみたいなところ。いくらLDBOXが欲しくとも自分は新聞配達のアルバイトでお金を稼ごうとは思わず手の届く範囲にある娯楽だけに妥協したし、どんなに漫画やアニメが好きでも漫画家やアニメーターになりたいという夢を見ることは無かったし、コミックマーケットにサークル参加するなどということも考えすらしなかったし、大学に通うことについて将来から逆算した意味づけみたいなものも全く持ち合わせてなかったし、就職先も勤めやすく待遇がいいからという理由で決めた。この社長に比べると、今までの人生で自分がいかに打算的に立ち回ってきたかが、なまじ同年代であり、同じものを原体験としているがゆえ余計に強く思い知らされる。彼があの当時に手に入れたであろうラムネ&40のLDBOXを、ごく直近に、今さらDVDBOXで手に入れたという事実だけでも、「俺この人より15年近く遠回りしてるんじゃね?」感が凄まじいことに。
妬みや僻みではなく、純粋に羨望、というか「眩しくて見えない」ってのは、こういう感覚なのだな、と初めて実感したかも。もちろん、ここに至るまでの道のりは元記事に書かれている内容を読むだけでもかなり険しかっただろうわけで、なおのこと、この人はもっと報われるべきだと思った。どっかのアニメのプロデューサーさん、この人にアニメ製作の話をもちかけてあげてください!