帰ってきた野田

消費者庁の設置が確定してホクホク野田聖子議員が、今回のゲーム騒動に首を突っ込んできた件。


つか、蒟蒻畑の一件であんだけ消費者無視のむちゃくちゃをやっておきながら消費者庁が設置されるってのは、官僚が決めた設置ありきの規定路線で事態が進んだってことでしょうね。補正予算案でできるだけむしりとっておけ的な、よくある利権のお話。それでも世間的には野田議員の手柄みたいな受け取られ方になるんだからイラッとします。


で、一仕事を終えた野田議員が表現規制の問題に戻ってきたよ、とのこと。知らない人のために説明しておくと、野田議員は以前にも規制推進派として児ポ法がらみの動きに関わっていて、日本ユニセフエクパット東京なんかとも仲がよくシンポジウムに呼ばれてたりもする。で、今回のこの発言。

出席した野田消費者相は「子どもを守るバリアが日本ではきわめてルーズだ」と指摘。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090529-OYT1T01068.htm

何が何でも児童保護に絡めて規制したい模様。今回の経緯を少しでも知っていれば、児童保護という文脈には全く関係が無い騒動であることは明らかなんですけどね。それほどまで児ポ法の改悪が阻止されたことを根に持っているのか、江戸の敵を長崎で討つような、そんな印象。


ここまで権勢を振るわれることになるとは、安倍元首相が復党を許していなければ、福田前首相が重用していなければ、とか色々と悔やまれるところ。しかし聞くところによるとvs佐藤ゆかりからの禍根やら何やらで、地元岐阜の自民党会派が割れてるという噂もあるようで、次の衆院選は彼女を落選させる好機かもしれませんね。選挙区の人には彼女以外の候補に投票することを期待したいですが、それと同時に、以前にも書いたとおり比例区でも党名ではなく候補者名を書くことで彼女への票が集まることを阻止できる、ということを皆様にはご承知おき願いたいところです。


で、肝心の、自民・公明のエロゲ規制検討チームについてですが、会期延長の可能性はあるとしても今国会への法案提出→法案成立はまず無理だろうと思われるので、すぐにどうこうということは無いでしょう。しかし今の流れに乗って規制推進派の議員達が増長することは間違いないため、選挙期間中に各議員の事務所へこの問題に関する問い合わせをするなどして冷や水を浴びせたほうがよさそうです。


ちょうど衆院選が迫ってますので、規制反対派にとっての反転攻勢に繋げていきたいですね。