新局面

一夜明けて選挙結果を見てみると、民主党の圧勝。党としては、自民党がアニメ・漫画・ゲーム等の規制に前向きなのに対し、民主党はどちらかというと規制について慎重だったり反対だったりする傾向があります。選挙直前における児ポ法改正論議でも、その違いが現れていました。その意味では、表現規制に反対する立場としては事態が好転したと見てよさそうです。
ただ、民主党の中にも規制を推進せんとする議員が何人かいて、必ずしも民主党だから安心ということではありません。また、今回の選挙では規制反対の立場を採る政治家が数多く当選したのは嬉しいことですが、他方で、自民党の規制推進派もまた比例区復活などで少なくない議員が国会に引き続きのさばります。何より、児ポ法の改悪論に反対の立場を採っていた保坂展人氏が落選してしまったことが残念です。


今回の選挙結果を受けて、表現規制を巡る動きも新しい局面を迎えましたが、有利な情勢を期待できるのであればこそ、気を抜かずに、好機を活かして、諸々の争点について決着させていきたいところです。