正当化できてねーだろ

規制推進派の程度ってのは外国も大差ないような気がする。


つか、“M”レーティング(18+)で発売されたGTA4は発売初週で600万本達成してて、累計830万本売れたらしいけど、この検事総長の理屈でいくとこのゲームに触発されて凶悪犯罪を犯した奴が十数万の規模で出てないとおかしいということになる。実際にはそんなこと無いわけでね。どんだけいい加減なこと言ってるんだか。
ゲームに触発されて犯罪を犯すような危険分子が皆無とは言わない*1けど、仮に居たとして、凶悪事件全体の件数とこういうゲームの販売本数との比率で計算しても実数としては0.001%未満とかそういうレベルだろうし、スレでも指摘されてるとおりそういう奴はもともとゲームが無くても他の要因によってトリガー引かれて犯罪者になるような素質を持ってたんだろうと。


0.001%にも満たない危険分子に対し抑止効果があるかどうかわからないけどやってみる、などという理由で、それ以外の、ゲームを娯楽として消費しながら平和裏に暮らしている人々からゲームを楽しむ自由を奪うというのは、明らかに著しくバランスを欠いてるでしょ。金属バットで強盗する奴もいるから金属バットは禁止とかってのと同レベルの発想。犯罪統計も犯罪心理学も権利のバランスも無視してこんな予断に基づくコメントを出しちゃってるのが検察のトップだというあたり、権力はいつでも市民を抑圧するほうに傾きがちなのだな〜ということがよくわかります。

*1:悪魔の証明だから皆無とはそもそも言えない