誰得

西園寺杯は萎えたけど、いちおう一位になってくれたプレイヤーさんが居てくれたおかげでアイテム配布にはこぎつけました。が、その配布内容がまた呆れる。モノは武器1種だけなんですが、最大5個まで装備することにより威力を高めることができるようになっており、西園寺杯で1000位以内に入賞した神姫1体につき1個配布されました。つまり最大効果を発揮するために5個まで入手したければ5体の神姫を1000位以内にする必要があったわけで、パッと思いつくだけでも以下のような問題があります。

  • 「誰かがNPC神姫を抑えて1位にならないとアイテム配布しないよ」というルールにしていたんだから、複数の神姫を所有してても1体だけに集中してポイントを稼ごうとするプレイヤーのほうが多いでしょ。
  • 「アイテム配布が決定しても、自分の神姫が1000位以内に入ったプレイヤーにしか配布しないよ」というルールにしていたんだから、複数の神姫を所有してても他プレイヤーの入手機会を奪わないよう1体だけ入賞させようとするプレイヤーだって多かったでしょ。
  • にもかかわらず「1000位以内に入った神姫の数だけもらえる」のであれば、上掲2者の努力や配慮を完全に否定したことになりませんか?
  • 前者については、イベント目標達成のための最適戦略と賞品獲得のための最適戦略が一致してないうえ、実際に賞品が配布されるまでは賞品獲得の最適戦略そのものが伏せられてた形になるわけで、今後イベント目標達成の最適戦略を考えるのがバカらしくなってくる。
  • 後者については、もう「自分の利得を最大化することだけに専念して、他プレイヤーに配慮するな」というメッセージにしか受け取れない。これまでのイベントが盛況だった大きな理由のひとつとして、普段はオフィシャル戦で敵同士として戦う間柄のプレイヤーたちがイベントのときに限っては協力して目標達成を目指すという連帯感があったわけで、そこには「うまくいった攻略法を他プレイヤーにも広める」とか「苦戦してる人のために自分の余剰戦力を回して支援する」とか、そういった互助活動が当然のように行なわれてきた文化がありました。本件はそうやって育まれてきたプレイヤー間の協調性を破壊するものでしかない。


本当に今回のイベントは誰が得したんだよと言わずにはおれません。