劇場版ハルヒ感想


今日は涼宮ハルヒの消失を見てきました。これは地元で上映していたのでわざわざ東京まで出て行かなくて済みました。地元なら平日でも仕事が終わった後にレイトショーもへっちゃらですからね。ありがたいことです。
以下、ネタバレあり。




内容は悪くなかったんですが、ぶっちゃけこれ映画でやる必要無くね?という気が。大きな画面を活かすようなアクションがあるわけでもなく、むしろ静かなシーンや独白が多くて、そのうえ2時間半ある尺の長さゆえ、視聴においては集中力・体力的に限界近い長時間の緊張を強いられました(スタッフロールで一息つこうかと思ったらEDがアカペラで身じろぎ1つできなかったでござるの巻)。これならTVシリーズにおいて全6話の形式でやったほうが、1話ごとにじっくり集中して視聴できるぶん、より楽しめたのではないかと思います。実際、エンドレスエイトを2話ないし3話に留めておいて、溜息を少し縮めれば、前回のTVシリーズに入れることはできたはずだし、今回のエピソードはハルヒが割と肯定的に描かれているので溜息で新作打ち止めにした場合のイラつきよりは全然ポジティブな結果になったのではないかと。


というかまあ改めてエンドレスエイト×8回の構成がクソだったってことを再認識しました。消失を映画でやることが先に決まってたのか何なのか知りませんけど、消失映画に向け1期シリーズに新作まじえてTV2クール消化するのに、エンドレスエイト×8回(および溜息のブツ切り)するのは、やっぱただの時間稼ぎでしかないし、ファン搾取でしょ普通に。
放送当時には「これは消失への伏線なんだよ!俺らに長門の気持ちを体験させるためだよ!」とか言って擁護してた人たちが居たと記憶していますが、そのエクスキューズ自体が消失のネタバレになっていて、原作未読で今回の映画に臨んだ私としては、おかげさまで物語に一切の意外性も新鮮さも感じることができませんでした。いや〜作品の出来は悪くなかったんだけどね、エンドレスエイト擁護のせいで消失の面白みまで減らされてしまうなんて、結果論とは言え、もうホント、エンドレスエイト×8回を発案した奴もゴーサイン出した奴も爆発しろマジで。スタッフロールの最後に「Special thanks All fans」とか書いて媚びりゃ済むだなんて思ってんじゃねーぞ。
ついでだから言っとくけど、「エンドレスエイト酷評するのは消失を見てからにしろ」とか言ってた奴、実際にいま消失を見た後だから言う。エンドレスエイト×8回はクソ。この評価は変わらん。


閑話休題。これから消失を見ようと思う人は、前述したような理由から、本当に楽しむならBDなりDVDなりのレンタルが開始されるのを待ったほうが良さそう。特に急いで見たい理由が無いのなら。隣の人がトイレに立ったりポップコーン食べたりするのを気にする必要の無い、ノイズの無い自室でじっくり見るのが間違いなくベスト。どうせ次回作が製作されるまでにはレンタルで出てくるだろうし。