“ゆとり”ってもう死語じゃね?


ウェブアニメの新しい試みをやってるゆとりちゃん公式サイトに登録して、無料4話ぶんまで視聴してみました。けど、結構ビミョ〜な・・・。


人にもよるだろうけど、まだよくわからないアニメ作品を視聴するためだけに何がしかの登録が必要ってだけで割とハードル高いし、加えて、軽く見てみようかな〜程度のノリで見ようとしている視聴者にとって(仮にキャラからのメールだったとしても)メールが一方的に届くってのはむしろストレスでしかないかと。視聴者をもっとキャラクターにハマらせるタイプのアニメならまだしも、今回のは作品自体も物凄くライトな感じだから、作品そのものについて肯定的な人でも「この作品でキャラからメール貰っても、ねぇ?」って気分になると思われます。


作品外の仕掛けでもって視聴者を囲い込もうとするギミックを考えるのはよいですけど、肝心の作品内容とのシナジーとかをもう少し考慮しないと、今回のように仕掛けだけは画期的で大仰でも全くの空振りに終わる、という危険がかなり大きいのではないでしょうか。


しかしなー、ゆとりちゃんのキャラ造形として「言われてないことはやらない」ってのは詰め込み世代も同じように言われてたわけで、にもかかわらずつめこみちゃんが常識人ぽく描かれているとすると、それって単に若い世代が会社文化に馴染むまでの間「言われてないことはやらない」つって上の世代から叩かれてるだけの構図なんじゃね?とか。なんつーか俗流若者論をそのままアニメに落とし込んだだけのようで、見てて普通につまらないわ。企画を始める前に世代間の差みたいなものについて実地にリサーチしたのか、そこからして疑問ではある。