なんで読めるの?


まーたなんか日本の漫画が海外の事件の原因とか報じられているようで。
スレ内の261あたりでも指摘されてるけど、ぶっちゃけ(性犯罪に限らず)現実に起こりうるような事件のほとんど全てについて、それを描いた何かしらの作品が既に存在するでしょ。だから、実際に何か事件が起きてから、その事件に符合する内容の作品を探してくるのは不可能ではない。作品と事件の関連を疑いたいなら、せめて事件当事者がその作品に予め触れていたことを確認してから言えよと。


もし仮に、この報道の主張するとおりだったとしても、日本でゾーニングされ販売されているメディアに、海外にいる未成年が触れることができること自体がまずは問題になるでしょ。
以前にも書きましたけど、日本国内での流通を前提とした作品を海外に広める場合、それは相手国の規制や倫理観を尊重する必要があるわけで、実際に漫画の海外版などが出版される際には単純な翻訳だけでなく(相手国の事情に合わせた)内容の改変なども伴うのが通例です。しかし海賊版というのはそういうことをおかまいなしに広がってしまうため、日本のみで流通してる作品→勝手に海賊版を作られて海外に流布→ふとしたことで明るみに出て「日本の作品は反道徳的だ・配慮されてない」と批難される、という可能性が高い。以前に話題になった性暴力ゲームの話なんてまさにそのパターンだったわけで。
その構図において責任があるのはどう見ても海賊版を流布してる連中なのだから、作品の元々の作者を叩くんじゃなく、その連中をこそ批難しろよ、と思いますが、どういうわけか作品や作者のほうが叩かれるんですよねぇ・・・。