選挙終わって


けっきょく保坂展人氏は落選しちゃったかー。まあ死票では無かったよということだけど、あんま慰めにはならんかな。
つか、比例区で6万票ってのは、正直、少ない印象。コミケの来場者数の、仮に三分の一が有権者だとしても、そしてさらにその半分が表現規制反対以外の争点で投票したのだとしても、実際にはコミケに来場しないオタク層もいるわけだし、この2倍くらいは票が集まりそうな気がするんだけど。やっぱみんな、この問題にはそんな関心が無いということなのかな。うーん・・・。


あと、選挙に前後して白票についての議論twitterで白熱したようで。投票に行かないよりは白票を投じるほうがマシだと思いますけど、それでも白票は当落に何ら影響を与えず、せいぜい投票率・世代別投票率を押し上げるくらいの効果しかない。なので、「事前に候補者について調べられなかったので白票を投じました」くらいならまだわかるんだけども、「誰も支持できないので白票を投じてきた(キリッ」って得意になるのはありえないだろと。
投じるべき相手がいないと嘆くほどに政治家・政党に求める理想が高いのなら、常日頃から政治家や政党に投書したり講演会に出たり、積極的に影響を及ぼす努力をするべきなのに、そういった努力を一切せず、いざ選挙になったときに「自分の理想にかなう政治家・政党がいない」って、それは単に怠慢な上にカッコつけなだけであって、その態度は不偏不党・政治的中立などとは程遠い。
もちろん政党や政治家にさんざん意見を伝えたとしても、選挙で望ましい候補がいないことはありえますが、その場合は最も当選してほしくない候補を落とすために、対抗の候補に入れればよいでしょう。今はまだぜんぜん好ましい候補がいないのなら、そうやって好ましくない候補を淘汰していくことによってしか、状況は改善しませんから。
待ってれば理想的な候補が出てきてくれるはず、なんてのは白馬の王子様なんかと同じでただの幻想です。だったら自分が立候補したほうがまだ早いかもしれない。それならば、泥臭くても、有権者としてベターな選択を少しずつ積み上げて状況を良くしていくしかありません。


今回もし投票したい政党や政治家がいないという理由で白票を投じた人がいたら、次の選挙ではきちんと記入できるよう、ぜひとも日頃から政治家や政党に対して自分の意見を伝えていく努力をしましょう。