謝らない役人


岡崎市立図書館が例の誤認逮捕の件について、改めてプレスリリース出したみたいだけど、これ酷すぎるな。


要約すれば「我々に非はありません、謝りたくありません」ってだけの内容なんだけど、その根拠として挙げてるのが「システムが導入された平成17年当時にはクローラなんて想定して無かったよ」というもの。でも高木先生が女性雑誌風に紹介した記事にもあるとおり、プログラムによるウェブの巡回・自動収集は5年前の時点でも一般的だったはず。自分も波乗野郎とか使ってた記憶あるし。つまりこれって、クローラという十分に一般的な技術について業者も図書館も想定していなかった、そのこと自体が落ち度に当たるでしょうよと。


役人は自分らの無謬性神話を維持するために突っ張ったりせずに、謝るべきところで謝って欲しい。そうやって失敗を認めないでいることが、かえって反省や教訓を得ることの妨げになるのだし。
まあ岡崎市の市議さんもこの問題を追及するつもりのようだし、本件からきちんと教訓が引き出され社会的に共有されることを期待します。