ホントに終わってた


ガンダムウォーネグザにおける旧カードの読み替えだけど、予想以上に酷かったですわ。ダメな点を挙げると

  • 純粋に、読み替え方が複雑すぎる。→ルール刷新によりルールを簡素化できるチャンスを完全にフイにしてる。
  • 読み替え後のコストが重すぎて、事実上の旧カード紙化に等しい。→それでも有力な旧カードもあるのは確かだろうが、F90やクロボンのようなカードプールあってこそのファンデッキを全て過去のものにしてしまうような変更は、キャラゲーとしては致命的。
  • 事実上の旧カード紙化のため旧カード価値が暴落し、今まで在庫を多く取り扱っていたショップほど打撃を受ける。→ショップからの信用を失い、ネグザ移行後の取り扱いが急減する可能性がある。
  • 事実上の旧カード紙化だが、なまじ旧カード使用可ゆえに何らかの旧カードが環境の地雷になる危険性も潜在的に存在する。→嫌気した新規参入者が定着しない結果にも繋がりかねない。


なんつーか、「ルール刷新」と「旧カード使用可」のデメリットだけを集約したような内容で、本当に誰が得するのかわからないレベル。こんな内容にするくらいなら、旧ガンダムウォーを完全終了させて新しいゲームとしてネグザを始めたほうがマシだったし、そうするくらいなら旧ガンダムウォーとネグザの2本立てで展開したほうがマシだった。
逆に、なんでこんな内容になってしまったのか、ということを邪推するなら、新しいガンダムTCGとしてネグザのシステムをどこかから提案されて、でも経営陣は「ガンダムTCGは2本もいらなくね?」って判断してどちらかを切ろうとしたのを、悪魔合体させて今の形になったんじゃないかと。SEEDのときも00のときもここまで大幅なルール変更は無かったから、そういう経緯くらいしか思いつかない。


何にしても、旧ガンダムウォープレイヤーの大半はこれで引退するでしょうね。まあネグザについていかないだけで、仲間内で細々と旧ガンダムウォーを遊ぶということはありそうですが。
そうなるとネグザは新規参入をどれだけ集めることができるかが重要になってきますが、タイトルの由来でもある機動戦士ガンダムAGE自体がヒットするかどうかもわからないし、ヒットしたとしてもネグザが(ガンダムAGE関連商品の競合の中で)人気になるかどうかも不透明だし、そうやって新しく入ってきたプレイヤーが定着するかどうかも(前述の旧カード地雷の話もあるので)わからないわけで、経営判断としてはバクチもいいところのような・・・ヘタすりゃ3弾で終了とか、そういう悲惨な未来すらありえるんだけど、どうしてこうなった。