それ要る能力?


入社の面接にフェルミ推定が出るのって、正直それでどういう能力が測れるのか、いまいちよくわからんのよね。推定を構成する仮定にせよ、仮定に基づく推論のロジックにせよ、それらの蓋然性が高いかどうかは、結局その人がどの程度その与えられたテーマについて馴染みがあるかどうかに依存してしまうんじゃないかと。
実際の仕事上では、何かを始める際の取っ掛かりとしてそういうアタリをつけることはあっても、実際に重要なのはいかにその裏を取って確実性を担保するかという点であって、なまじそのアタリをつける勘がよいからといって裏取りを怠れば、完全に主観と予断で動くことになるからかえって危険な気がする。応募者の論理的思考能力とかを測りたいならペーパーテスト等で相応の(もっと別種の)問題を出せばいいはずだし、いやホント、面接でこの手の質問をして何を見たいのかがわからん。