キャラホビ・クイーンズブレイド

さらに昨日の続き。
萌えゲームブックというジャンルを開拓しそのまま独走を続けているクイーンズブレイドですが、キャラホビにも出展していました。販売元のメガハウスがフィギュア関係も取り扱っていることから、クイーンズブレイドのキャラクター商品としてフィギュアも多数発売されており、キャラホビという場はその宣伝にピッタリってことなのですが、今回はそれに加えて、新たに発売されるTCGボードゲームの体験会が催されており、その両方ともに参加してきました。
 

TCGは「クイーンズブレイド・ザ・デュエル」。細かいルールのほうは公式サイトのほうでも紹介されていますが、他のゲームと異なる大きな特色としては、全てのカードがキャラクターカードであるということと、フリータイミングによる応酬が存在しないことが挙げられるでしょうか。同一キャラクターのカード(同じキャラクターの描かれているカードなら内容の異なるものも含めて)はプレイされるたびに重ねられていき、またダメージを受けるとめくられていく、という動きは、元々のゲームブックの特徴をうまくカードゲームに落とし込んでいるように思います。
プレイした感触としては、基本的に相手ターンにできる行動はほとんどない(ガードするかどうか、の判断しかない)ので、自分のターン中に形勢を整えて相手にターンを渡すというプレイスタイルをかなり意識的にやらなければならないところが、いま流行のTCG各種とは大きく違う感じです。実際に自分が触ったカードの中では、おおむね「場に出たときにドローする」「場に出たとき自分が起きる」「ガードされたらその相手を寝かす」効果を持つカードがそれぞれ強く、バニラ(=効果を持たない)カードはほとんどデッキに入る余地は無いでしょう。多色化はアビリティ0のキャラを入れればできる、という話をスタッフの方から聞きましたが、バニラが入る余地が無いとなると、多色化は「可能でも(弱いから)やらない」という結論になりそうです。

 
ボードゲームのほうは「クイーンズブレイド・ザ・コロシアム」。各プレイヤーがそれぞれ闘士となって、盤面上を動き回る女王アルドラを追いかけて殴る、を繰り返し、最終的に女王の打倒に最も貢献したプレイヤーの勝利、という感じのゲーム。基本的に女王に与えたダメージがそのまま点数として記録され、それが貢献の度合いの評価になるのですが、プレイヤーは自キャラを「脱がせる」ことができ、それによって得られた「声援」もまた点数に加算される(そのかわりキャラの戦闘力は低下する)という仕組み(ある意味これも元のゲームブックの再現ではありますがw)。各プレイヤーは配られた手札から各ラウンドの開始時に1枚を出すことにより、そのラウンド中に実行できる行動内容が変わるのですが、同じカードが他プレイヤーとかぶった場合、現在の点数が最も低いプレイヤーだけが行動を行なえる、というルールになっており、これもまた元のゲームブックの「相手が次に何をしてくるかを予測してそれを封じる行動を取る」というゲーム性をうまく反映しているな、という印象を持ちました。

 
どちらの体験会も、お土産としてクイーンズブレイド・ザ・デュエルのプロモカードを貰うことができました。まあ今後プレイする機会があるかどうかはわかりませんがw
また別のエントリに続きます。