まさのゆ

シャフトさんの進行がヤバいとかなんとか。


「放送当日まで作ってるって・・・アフレコどうすんだよ」と思うかもしれませんが、今のアニメのアフレコは、未完成の仮テープ(いくつかのシーンの絵が無いかわりに「○○のセリフ」などと表示されたりする)を用いて行なわれることが一般的なんです。アニメ製作のデジタル化が進んだおかげでアフレコのためだけの仮テープを作るコストが低くなった(今では撮影さえもデジタル作業)ために、アフレコ作業を前倒しして本番テープ作成と並行して進められるようになったんですね。だからアフレコ作業の期間を設けることなく放送直前ギリギリまで作業できるっていう。そういう意味ではアフレコの原義であるアフターレコーディングというのとは少しずつズレてきているような感じもしますが。


上の例でも、アフレコ作業自体は既に済んでいて、抜けてるシーンを埋める最後の詰め作業を当日までやってるってことでしょう。それでも当日まで作業ってのは異常事態。以前にどっかで見聞きした話では、こういうカツカツの進行が極まって「放送局へテープ納品に向かう車が、もしもあと数回信号機に引っかかっていたら放送できなかった」なんて逸話があるとかなんとか、真偽のほどは不明ですが。
実際に放送を落としてしまった例としてはガドガードの地上波7話の放送が有名で、これまた真偽不明の話としては、あれはテープの納品自体は放送時間に間に合ったのだけれども、放送局としては放送コードに引っかっていないかどうかの検収作業が必要で、その作業ができないほどギリギリ直前に納品されたために落とさざるを得なかった、というような話も聞いたことがあります。


シャフト自身としては、ひだまりスケッチ1期10話の地上波放送時に紙芝居をやらかしていて、それ以来「ノー・モア・富士山」という標語を掲げてきたハズなんですけどね・・・
上記ガドガードでやらかしちゃったゴンゾさんは今や半ば死に体だし、これが何か悪いことの予兆でなければいいのですが。