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TIGER & BUNNYの企業広告の問い合わせは70社以上あったのだとか。アニメの劇中に広告を出してもらって広告料を得る試みは今までもあったけど、画面に映る時間の長いメインキャラクター達に広告を身に着けさせるというのは初めてで、従来のものよりも広告効果が高くなるであろうことは確か。それゆえに問い合わせが集まった・・・かどうかまでは(従来の広告形態への応募がどれくらいかわからないので)わかりませんけど。
この広告形態はこの作品ならではの特殊なものかと言うとそうでもなく、例えばプロスポーツを題材とするようなアニメにはだいたい流用することのできるものです。特に、広告を貼りやすい専用のウェア等がある個人競技のような類のものに向いてますね。簡単に思いつくところではモータースポーツなどには最適でしょう。
ネックがあるとすれば、アニメだとどのキャラがどのくらい画面に映るかや、どの選手が故障するか等についてまでがなまじ作為的に操作できてしまうことから、シナリオの細かい点についてまで説明が無いと揉めそう&広告出してもらえなさそうといった点でしょうか。広告主の意向で演出や物語まで制約を受けてしまうのだとするといろいろと難しいものがあるので、なんとかうまく落としどころを探っていく必要がありそうです。
何にせよ、こういった新しいビジネスモデルが定着して、アニメの制作資金を得やすくなってくれることを期待したいです。