メガネも無いよ!?


バトスピは、大どんでん返しなんて無かった。
つか、ザジ=イザーズは一年も悪役として暗躍しときながら、引っ張るだけ引っ張って明かされたその動機の描かれ方がすげー薄っぺら過ぎて萎える。別に個人的な動機でもかまわないんだけどさー、あれだけ「実は狡猾な奴なんですよー」描写しときながら、フタを開けてみたら「とにかく壊してみたかっただけ」ってのはさー、用意周到に行なわれた殺人事件の犯人がケロッと「ついカッとなって」って証言するようなもので、物凄い違和感しかない。その“壊したかった”思いの深さみたいなものが(狂気であれ妄執であれ)重く描けていればよかった*1んだけど、バトルで負けてあっさり矛を収めちゃう展開ゆえどうにも軽薄にしか感じられないんだよね。
ここで黒幕退場させて、最後はダンvsバローネで閉めたいって展開だろうけど、黒幕倒す回くらいはもっと盛り上げてカタルシス感じさせて欲しかった。ここまでえんえんこじれさせてきたんだから。


ゴーカイジャーは、前回に引き続き今回もハリケンジャーかっこよす。
本人達が変身して一緒に戦う展開ができたのは、たまたまこの3人全員が出演可能で快諾してくれたから(他の戦隊ではいろいろ都合が合わなくてダメだった?)ってことなのか、それともハリケンジャー推しの何らかの理由があっての優遇的な措置だったのかな?
何にしても、ハリケンジャーマーベラスたちを助けに行って、認めて、大いなる力を与える展開は、ベタベタの王道とはいえ熱いものがありました。ロボバトルのほうは謎に豪獣神を下がらせたり、風雷丸の分身攻撃のエフェクトが微妙だったりとかしましたがw


仮面ライダーオーズは、アンクさん死亡フラグ
反目してたのにやっぱ情が沸いて助けちゃうってのもまたベタベタな展開で、単にそれだけだと安っぽくなっちゃいますが、その行動に満足している自分に気付き、またヒナちゃんに命として認められたことで、自分の最期を悟りつつエイジを助ける意志を固めるという流れにまで繋がる見せ方は熱いですね。
そして今回退場するだろうと思ってたウヴァさんがなんと最終回にも出られる模様wやっと報われたのかウヴァさんwしかし倒すべき相手がウヴァとドクターの2人となると、あと残り一回で尺が足りるのかどうかだけが心配でもある。エイジ君が器になるのかどうか云々も解決されてないままだし。まあ期待して次回を待ちますか。


スイートプリキュア♪は今更24ネタかよ!という。
作劇技術的な観点からすれば、劇中時間30分以内に起きたことを30分以内にまとめる形で劇として成立させるという縛りは、それはそれでそれなりに面白くはあるんだけど、毎度30分で起承転結を見せられてる視聴者側としては、作る側ほどその特殊性が際立って面白く感じられるわけでもないな〜というのが正直なところ。あと、「やっぱり強くなってる」とか苦戦してる風なことを言いつつ、その直後にビートソニックで牽制→トリプル必殺技で成敗しちゃうのは、説得力無いと思われるw
今回もまたバンクいじってきてて、変身バンクではブーツの部分を追加、必殺技ではベルティエ召喚部分を追加してた模様。前者はBGMの展開と画面との同期をどうしても取りたいという意地のようなものを感じ、それはそれでいいんだけど、後者のほうはちょっと座りが悪いというか、もう少しテンポのよさを重視したほうがいいような気がする。
エレンは調べの館に住んでるってことが確定したわけだけど、日々の食事やら服やら(今回出てきた登山道具なんかも)いったいどうやって用意しているのかが気になるところ。オトキチさんに食わせてもらってるのかしら?来週は学校に行くみたいなので、そのへんのことも同時に明らかになることを期待。

*1:「貴族達に顔で売り込んだ」という説明で察しろ、ということなのかもしれないけど、そこを掘り下げて語れないんならそもそも朝の子供向け枠でやるなよ、という気がする