ブーメランアート


もう言及しないでおこうかと思ったけど面白すぎるので触れずにはいられないので、ここ最近のカオスラウンジの件。


ピンクカンパニーさんが実はカオスラウンジの商標を取得してた(既に登録されてたものを譲渡された)ことが発覚。以後、黒瀬氏らのグループはカオスラウンジという名義で活動するのに支障が出かねない状況に。
これは単に嫌がらせということではなくて、黒瀬氏らがアート活動の中で第三者の商標権を使用していることに対する批判になってるわけですね。「他人の商標を使うことをなんとも思ってないみたいだけど、同じことやられてみ?」という。しかもピンクカンパニーさんの場合は合法的な手続きでそれをやってしまっている。


そして黒瀬氏らカオスラウンジ(商標無し)が出演するイベントにおいて、その案内に前述の商標が掲示されてしまうという事態が発生。この件についてピンクカンパニー=カオスラウンジ(商標有り)は全く関与してなかったらしいけど、こういうことが偶発的にでも起こるのがまた可笑しい。
しかも、この件について当の黒瀬氏が「ネタでやったんだとしても、ぼくらに何の確認もないのはいかんでしょう。」と発言してるのがさらに輪をかけて面白い。今まで他人の著作物に何の確認もしないで好き放題やってた集団の代表が言ってるんですよコレ。


んでもって今週、ピンクカンパニーが商標を取得してちょうど1ヶ月のタイミングで、今度はその商標がヤフオクに出品されてしまう。
リンク先でも既に指摘されてるとおり、これヤバい方面の人の手に渡っちゃうとカオスラウンジ(商標無し)の活動が本格的に厳しくなる可能性がある。かといって、ここでカオスラウンジ(商標無し)が必死になって落札にかかったら「あれだけ他人の商標を軽んじておきながら自分の商標については必死になるのかよ」と失笑されてしまう。奇跡的に善意の第三者が落札することに一縷の望みを託すしかないような状況ですが、こういう状況を周到に現出させたカオスラウンジ(商標有り)の手際の鮮やかさ自体がエンターテインメントになってるのが凄い。


例えて言うなら、投げ放たれたブーメランを「ブーメランは戻ってこないといけないんやな」とばかりに1つ1つ丁寧に投擲者に刺していって、ブーメランが刺さってることに投擲者がいつ気付くか、という黒ヒゲ危機一髪、みたいな感じ。