棋譜データマイニング


第2回将棋電王戦の全5局が終了し、最終的には3勝1敗1分でコンピュータの勝利という結果に。
コンピュータの打つ将棋というと、プロ棋士以上の抜け目の無さ、みたいなものを想像しがちですけど、今回の棋譜の解説記事なんかを読むに、むしろ「人間なら無理筋と判断しそうな仕掛けから攻めを成功させる」といったケースもあったようで。そういう意味では、単にガチガチに保守的なミスの無い打ち手というだけではなくて、先入観にとらわれない自由闊達な棋風といった側面も兼ね備えているかのような印象です。
新手であったり新しい戦型であったり、何かしらのブレイクスルーを生み出すための着想・きっかけ・足がかりのようなものとして、これらの将棋ソフトは非常に有用な道具なんじゃないか、という気がしますね。